AI にプログラムの診断をしてもらうって、聞いたことありますか?
「AIにプログラムを見てもらって、問題を指摘してもらう」という話、最近よく聞きますよね。でも実際にやってみると、「変数名を変えて」くらいの浅いアドバイスしかもらえないことが多いんですよ。
今日は、Googleが社内で使っている診断基準を AI に教える方法をお話しします。これをやると、まるでベテランエンジニアがチェックしてくれたような、深い指摘がもらえるんです。
AI のプログラム診断がイマイチな理由
Claude Code(AI の診断ツール)に「このプログラムを診断して」と頼むと、確かに何かしら指摘は返ってきます。でも、その内容にバラつきがあるんですよ。
これって職場に例えると、新人さんに「この資料チェックして」と頼んだときと同じ状況なんです。何をチェックすべきかの基準が分からないから、表面的な指摘しかできないってことなんです。
一方、ベテランの先輩に頼むと「ここの設計に問題がある」「この部分が将来トラブルの元になりそう」といった、的確な指摘がもらえますよね。
Google の診断基準を AI に教える方法
Googleは自社のエンジニアが使っている「プログラム診断の8つのポイント」を公開しているんです。これを AI に教えてあげると、診断の質が劇的に変わります。
その8つのポイントがこちらです:
- 設計:プログラムの構造は適切か
- 機能性:想定通りに動作するか
- 複雑さ:他の人にも理解しやすいか
- テスト:エラーを検出できるか
- 命名:変数名や関数名は分かりやすいか
- コメント:必要な説明があるか
- スタイル:統一された書き方になっているか
- ドキュメント:関連資料は更新されているか
この順番も重要で、上から順に大切な項目になっているんですよ。
何が嬉しいのか:3つのメリット
1. 見落としがほぼゼロになる
8つの項目で網羅的にチェックするので、重要な問題を見逃すリスクが大幅に減ります。職場でいうと、チェックリストを使って確認作業をするイメージですね。
2. 優先順位が明確になる
Google の基準では「設計 > 機能性 > 複雑さ」の順で重要度が決まっています。AI はこの順番で指摘してくれるので、どの問題から直すべきかが一目瞭然なんです。
3. 将来のトラブルを予防できる
表面的な指摘だけでなく、「このままだと後で困りそうな部分」まで教えてくれます。優秀な先輩が将来を見越してアドバイスしてくれる感じですね。
始め方:3ステップで設定完了
ステップ1:Google の基準を入手
Google が公開している「Engineering Practices Documentation」を確認します。「Google engineering practices」で検索すると見つかりますよ。
ステップ2:AI に基準を教える
Claude Code のプロジェクト設定ファイル(CLAUDE.md)に、以下の内容を追加します:
- 「8つの診断ポイント」の一覧
- 各ポイントの重要度
- 「プログラム全体の品質向上」という判断基準
ステップ3:診断を依頼
「この8つの基準でプログラムを診断してください」と AI に依頼すると、格段にレベルの高い診断結果が返ってきます。
ここだけ気をつけて:注意点
完璧を求めすぎない
Google の基準でも「完璧なプログラムではなく、改善をもたらすプログラム」を良しとしています。100点を目指すより、今より良くなることを大切にしましょう。
プログラムが大きすぎる場合
AI には一度に処理できるプログラムのサイズに限界があります。大きなプログラムは、機能ごとに分けて診断してもらうのがコツです。
今日のポイント:まとめ
- AI に「何をチェックすべきか」を教えると診断の質が劇的に向上する
- Google の8つの基準を使えば、プロ級の診断が受けられる
- 設定は一度だけ、その後はずっと高品質な診断が可能
プログラミング初心者でも、この方法を使えばベテランエンジニア並みの品質チェックができるんです。ぜひ試してみてくださいね。
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