「AIに指示を出す」って聞いたことありますか?
最近、仕事でAIを使い始めた人から「指示を出したのに、AIが思ったとおりに動いてくれない…」という声をよく耳にするんですよ。
実はこれ、指示の「書き方」に原因があることが多いんです。
今日は、AIへの指示に「なぜ」を1行加えるだけで、AIの動きがガラッと変わるという話をします。
そもそも「AIへの指示書」って何なのか
プログラマーがAIを使うとき、「CLAUDE.md(クロード・エムディ)」というAIへの指示書ファイルを用意することがあるんですよ。
イメージは、新しいアルバイトに渡す「業務マニュアル」です。「この仕事ではこうしてね」というルールをまとめたものですね。
でも、このマニュアルに「ルールだけ」が書いてあると、AIはマニュアルに載っていない場面で迷子になってしまうんです。
「なぜ」を加えると何が嬉しいのか
Anthropic(アンソロピック)という会社が研究で証明したことがあるんです。AIに「ルールが存在する理由」を教えると、書いていない場面でも正しく判断できるようになると。
① 想定外の場面でも自分で考えてくれる
「廊下を走るな」とだけ言われた新人は、似たような通路でも走ります。でも「廊下を走ると人にぶつかるから危ない」と理由を知っている人は、混雑した場所では自分で歩くを選べるんですよ。AIも同じなんです。
② 指示の量を増やさなくていい
理由が1行あるだけで、AIが応用できる範囲がグッと広がります。「ルールをどんどん増やさないといけない…」という悩みが解決しやすくなるんですね。
③ 自分の意図も整理できる
「なぜこのルールが必要なんだっけ?」と考えるプロセス自体が大事です。指示書を書く側の思考が整理されるという嬉しい副産物もあるんですよ。
実際にどう変わるのか——Before/After
百聞は一見にしかずで、具体例を見てみましょう。
Before(ルールだけを書いた場合):
「コメントは日本語で書くこと」
After(理由も書いた場合):
「コメントは日本語で書くこと(理由: チームメンバー全員が日本語話者なので、英語だと確認に時間がかかる)」
Afterのほうは、AIが「新しいファイルを作るとき」「コードを修正するとき」「ドキュメントを書くとき」——どんな場面でも、理由を参考にして自分で判断できるようになるんです。
今日から試せる「なぜ付き指示」の始め方
難しく考えなくて大丈夫です。ステップに分けて説明しますね。
ステップ1: 今使っているAIへの指示を1つ選ぶ
毎日AIに頼んでいることを1つ思い浮かべてください。「要約してください」「翻訳してください」など、何でもOKです。
ステップ2: 「なぜそうしてほしいのか」を考える
「なんでその指示を出しているんだっけ?」と自問してみましょう。「上司への報告に使うから簡潔にしたい」など、理由が出てくるはずです。
ステップ3: 指示の後ろに理由を1行足す
「要約してください(理由: 上司への報告に使うので、3行以内の短い文章がベストです)」——これだけでOKなんです!
ここだけ気をつけて
今日のポイント
- AIへの指示には「ルール」だけでなく「なぜそのルールがあるのか」を添えると効果的です。
- 理由を加えることで、AIが指示に書いていない場面でも自分で判断できるようになります。
- 「〇〇してください(理由: △△だから)」という形式は、今日からすぐ使えるシンプルなテクニックです。
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Photo by Steve A Johnson on Unsplash


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